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かぶと大根の違いは?栄養や味も違う?大根おろしの代わりになるの?

かぶと大根

かぶと大根
秋と言えば秋刀魚(サンマ)が美味し季節ですよね。秋刀魚のおともになくてはならないのが「大根おろし」ではないでしょうか。

実家に帰省した際に、焼き魚として秋刀魚が夕食に出てきたんですが、肝心の大根おろしがどこにも見当たりません。

母親に「大根おろしは?」と聞いたところ、「ごめん。買い忘れて・・。そんなに食べたいなら、かぶで食べる?」って。

いやいや、かぶと大根は違うでしょ!ともめた事があります。

そこで、かぶと大根の違いを調べてみたので、ご紹介したいと思います。



かぶと大根の違いは?

春の七草
大根とかぶの違いですが、味や野菜の硬さ以外は、似たところが多い野菜なのです。

どちらも古くから親しまれた野菜であり、かぶは春の七草のひとつで「すずな」という別名もあります。

一方、大根も春の七草のひとつで「すずしろ」と呼ばれています。

実は似た共通点も多い野菜ですが、様々な角度から「かぶ」と「大根」を見ていこうと思います。

かぶの歴史

かぶ
原産地は中東のアフガニスタンとも地中海沿岸のヨーロッパともいわれています。日本には弥生時代に伝わったとされ、持統天皇が西暦693年に五穀(主食)を補う作物として、かぶを推奨したおふれを出したことが「日本書記」にも記されています。

日本では古くから多くの土地でかぶの栽培と品種の改良が行われ、現在では80種類程度の品種が存在するまでになっています。

大根の歴史

大根
原産地は地中海沿岸や中東といわれています。紀元前2200年のエジプトで、ピラミッド建設に従事する労働者に食されていたという記録が残っております。

日本に伝わったのは弥生時代とされ、仁徳天皇が浮気によって家を出てしまった皇后に向けて詠った詩に「大根」の記載が初めて「古事記」に登場しました。当時は大根を「おほね」と呼んでいたそうです。

かぶと大根の栄養素について


野菜の分類でいうと「かぶ」も「大根」も葉っぱ部分は「緑黄色野菜」、根の部分は「淡色野菜」に分けられます。どちらも根っこや地中で成長する茎の部分を食べるため、「根菜類(こんさいるい)」に分類されます。

野菜の分類からも分かるように、かぶと大根の栄養素はとても似ています。

かぶの栄養素


葉っぱの部分は、「βカロテン」、「ビタミンC」、「カルシウム」が含まれております。

食べられる部分100gに対して「カロテン含有量」が600マイクログラム以上含まれているため、葉っぱ部分のみ「緑黄色野菜」に分類されています。色が緑色だから「緑黄色野菜」に分類されるわけではないんですね。かぶは葉っぱの方が栄養豊富なんです。

根の部分は、「カリウム」、「ビタミンC」、「食物繊維」、「ジアスターゼ」などが含まれています。

ジアスターゼとは、デンプンを分解する消化酵素の事で胃もたれや胸やけの改善に効果があります

「βカロテン」や「ビタミンC」は免疫力を高めてくれて、疲労回復も期待できます。積極的にとるようにすると良いでしょう。


大根の栄養素


大根も葉っぱ部分は「緑黄色野菜」に分類され、「カロテン」、「カルシウム」、「食物繊維」が含まれています。

また、根の部分は「ビタミンC」「ジアスターゼ」「食物繊維」とかぶの栄養素ととても似ています。

先程も紹介した「ジアスターゼ」は生で食べるとより効くとされ、大根おろしは胃の調整作用を助け、辛み成分による殺菌効果も期待できるため、とても理にかなった食べ方なのです。

ただし、「ジアスターゼ 」は熱に弱く空気に触れても分解されてしまいます。そのため、大根おろしを作る場合は、食べる直前にするのがベスト。時間が経つと「ジアスターゼ」の効果が薄れてしまうのでご注意ください。


良質なかぶと大根の選び方


栄養素が似ていましたが、良質なものを選ぶ方法でも共通点がいくつもあるので、ご紹介いたします。

かぶの選び方


良質なかぶの選び方は
  • 葉っぱがみずみずしく、緑が鮮やかであること
  • 丸みがきれいなもの
  • ビゲ根が少ないもの
  • 根につやとハリがあるもの
  • 持った時に重みがあるもの
  • を選ぶとよいでしょう。

    大根の選び方


    良質な大根の選び方は
  • ずっしりと重みがあるもの
  • 葉先がみずみずしいもの
  • 根の部分がつやとハリがあり、白くすべすべしているもの
  • 茎が切られている場合は「鬆(す)」が入っていないもの
  • 毛穴の数がすくないもの
  • を選ぶとよいでしょう。

    「鬆(す)」とは大根に小さな穴があく事を「鬆(す)」が入るといいます。野菜としての時期が過ぎた証拠でもあるので、大根の断面に「鬆(す)」を見つけたら選ばないようにしましょう。


    かぶと大根の味について


    カブは柔らかく甘みもありますが、大根は煮ても歯ごたえがしっかりしていて、味では苦みに差が出ます。煮物などではどちらも適した食材ですので、歯ごたえや味の違いによってお好みの方を選ぶと良いのではないでしょうか。

    かぶは根おろしの代わりになるの?

    大根おろし
    かぶは大根おろしの代わりになるのか?

    結論から申し上げますと、大根おろしはやっぱり大根の方が適しています。大根のほんのりとした苦みは、かぶでは出ません。物足りなさを感じてしまうのではないでしょうか。

    まとめ


    結局は大根おろしの代わりにかぶおろし(?)で秋刀魚を食べたんですが、物足りなかったです。なんか違いました。(笑)

    圧倒的にかぶよりも大根の方が食べる機会も多く、自分の舌が大根の味に慣れているのも理由の一つかと思います。

    かぶは食べるよりも絵本の「おおきなかぶ」の方がすぐに思い浮かびますし。ただ、絵本の「おおきなかぶ」はロシアの昔話だって知ってました?今、はじめて知ったのでとてもビックリしました!(笑)

    最後までお読みいただきありがとうございました。