子育て

塩で中毒に!?赤ちゃん・子供の一日の塩分摂取量の適正はどれくらい?

塩

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岩手県にある保育施設で、当時1歳の子供に食塩入りの飲み物を飲ませ、塩化ナトリウム中毒で死なせたとして元経営者が逮捕されるという痛ましい事件がありました。

小さな子供をもつ親として、いたたまれなくなる気持ちと塩によって中毒が引き起こされて、子どもが亡くなってしまう現実にとても驚きとショックを受けました。

今年は、乳児にハチミツを食べさせて亡くなるという事故も発生しています。

親として子供を育てる上で、食に関する知識は必要だと思い、塩の適正摂取量を調べてみましたのでご紹介いたします。



赤ちゃん・こどもの食塩の摂取量はどのくらいが適正なの?


厚生労働省が2015年に策定した「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書に、性別と年齢別の食塩(ナトリウム)の適正摂取量が示されていました。

厚生労働省では、5年毎に健康増進法第30条の2に基づいて「日本人の食事摂取基準」を改定しています。ここで紹介する内容は平成27~31年度までの5年間が対象です。

年齢・性別によって、必要な食塩(ナトリウム)も違ってますので一覧でご紹介いたします。

食塩の1日の摂取基準

性別  男性  男性  女性  女性
 年齢等  目安量  目標量  目安量  目標量
 0~5(ヶ月) 0.3 g  – 0.3 g   –
 6~11(ヶ月)  1.5 g  –  1.5 g 
 1~2(歳)   – 3.0 g未満    – 3.5 g未満 
 3~5(歳)    – 4.0 g未満   –  4.5 g未満 
 6~7(歳)   – 5.0 g未満  –  5.5 g未満 
 8~9(歳)  –  5.5 g未満   –  6.0 g未満 
 10~11(歳)  – 6.5 g未満   –  7.0 g未満 
 12~14(歳)  –  8.0 g未満   –  7.0 g未満 
 15以上(歳)   – 8.0 g未満    – 7.0 g未満 

食塩の1日の摂取量
  • 0~5ヶ月の赤ちゃんは男女ともに0.3gまでが目安です。ナトリウム換算で言えば100mg。

  • 6~11ヶ月の赤ちゃんは男女ともに1.5gまでが目安です 。ナトリウム換算で言えば600mg。

  • 1~2歳からは目安ではなく、摂取目標量となります。男の子が3.0g未満。女の子が3.5g未満。

  • 3~5歳も摂取目標量となります。男の子が4.0g未満。女の子が4.5g未満。

  • 6~7歳も摂取目標量となります。男の子が5.0g未満。女の子が5.5g未満。

  • 8~9歳も摂取目標量と11なります。男の子が5.5 g未満。女の子が6.0g未満。

  • 10~11歳も摂取目標量となります。男の子が6.5g未満。女の子が7.0g未満。

  • 12~14 歳も摂取目標量となります。男の子が8.0g未満。女の子が7.0g未満。

  • 15歳以上は12~14歳と同じ摂取目標量となります。男性が8.0g未満。女性が7.0g未満。



  • 塩の小さじ1は何グラム?


    よく料理の本や番組で表される「塩小さじ1」とは何グラムなのでしょうか?

    測り方にもよりますが、おおよそ5~6g 程度の量となります。

    小さじ1に含まれる塩分量の例


    塩分が高めの食品と言えばどんなものが思い浮かびますか?ここでは、調味料を例に「小さじ1」に含まれる塩分量の目安をご紹介いたします。

  • 食塩 ・・ 約 5~6g
  • しょうゆ ・・ 約 0.9~1.0g
  • みそ ・・ 約 0.7~0.8g
  • ソース ・・ 約 0.3~0.4g
  • ケチャップ ・・ 約 0.2g
  • マヨネーズ ・・ 約 0.1g

  • 塩分の致死量について


    塩分の致死量については個人差もありますが、おおよそ数グラム~数十グラム程度と言われています。

    一度に塩分を大量に摂取することで、発症するのが塩化ナトリウム中毒。 血液から吸収された成分が血流にのって脳にダメージを与え、意識障害やけいれんを引き起こすことが分かっています。症状が重い場合は死に至る事も。

    岩手で起きた事件は、まだ1歳になったばかりの子供だったため、どの程度の塩分かは分かっていませんが、塩化ナトリウム中毒が死因とされています。乳幼児には特に塩分の取り過ぎに気をつけねばならない事が改めて分かりました。

    まとめ


    離乳食を終えて少しづつ大人と同じものを食べられるようになると、つい色々なものを食べさせてあげたくなりますが、しっかりと確認しないといけないんだと事件を通して気づかされました。

    乳幼児用の食品を食べると味が薄く感じるのは、塩分を控えていたからなんですね。特に塩分については、今回の事件を耳にしなければ気づけなかったかもしれません。子どもの健康を守るのは親の責任なんだと改めて気が引き締まる思いです。

    最後までお読みいただきありがとうございました。